ビクトリアナーチ24

㉚ルクピリオス ミュージアム2

入り江を進むと、  岩壁に面して 

アクアリウムが立っている

入り口で出迎える ネコザメは、親切に その表皮も触らせてくれるが、サメ肌なだけに、気持ちはよくない💧



「   なんか水の中にいるみたいじゃなぁーい  」


エップは上を見上げながら、水槽の硝子にふれてみたり…


アーチ型のトンネルのような通路を進みながら、魚達を見て回れる仕様は、まるで海の中にいるような感覚になれる


ルクピリオス ミュージアムは博物館と水族館の両方が楽しめる、お得な観光スポットなのだ!



「  アハハ💦  オレはそっちには行けないよ~  」


アルビノイルカが、何度も頷《うなづ》くような仕草を繰り返し、ユキホの周りを泳ぎながら  ついてくる。


「  またなんかしゃべってますよ~  イルカを相手に 笑いながら~  不気味ちゃんですね~  」


「  ……?   しっぽちゃんは、動物とお話しできるのね?  」


ユキホとイルカの なんとも幻想的な雰囲気に  レオンは 思わずシムを向けて、その姿を連写した!


「 貴女もたまには いいものを撮るのね  」


微笑むクレインにレオンは振り返って、写真を見せる


「  見て、いいでしょう✨  」

「  ええ 、ユキヒョウとイルカが見つめ合う  すごくいい表情ね  」


「 この子は、ここに 1頭しかいないシロイルカ…   アルビノって  先天性色素欠乏症で、メラニン色素を作る遺伝子の疾患なんですって。

チロジナーゼという酵素が働かずメラニンを生成できないとか…   たしか、しっぽちゃんも染色体異常か 何か あったわよね?  DNA配列の異変とか?  ゲノム編集されているのかしら?   」


「   ちがうわ! 冬野たちはね!

当時、同盟 最新の遺伝子テクノロジーを注ぎ込み、やっと 作り出すことに成功した 古代種との混血、そのフルモデル なのよ!」


ひきつった顔でスズカが  口を挟んでくると、ユキホもピクッとなって振り返る


「 No.ZERO (古代種であるガルーダ族)の生体分子を、苦労して 研究なさってきた幽褄飛さまの!   粋《すい》を極めた最高の作品と言えるわ! 」


「  💢  やめろ!! 」


ユキホは、スズカを前に激昂《げきこう》し、あまりの怒りに体が震えていた



「  な、何よ!💦ヤル気!」


「  そんな話し、二度とすんな!

オレは作品なんかじゃない!💢  」






ゴボゴボっっ!!

ドドドドドドドッッッッ!!!!


足元は、 地鳴りを響かせ 揺れ動き、水槽の水は泡立つほど波打った!


「  ユキホ…💦」

ミレイユはとても悲しげな表情


「   よせ! 山ざる! 水族館を壊す気か!! 」


レイラはイーオンで圧力をかけるが、ユキホのアウルはますます膨れ上がる


グゥゴォォォォ!!!


「  征弄のキチガイどもぉ!!」


「💢 なんですってぇ!  同盟と幽褄飛さまを蔑むような言葉!   決して許さないわ! 」


バチバチバチッッ!!

 

スズカもガデッチを放って牽制する



「  💦うーわ!   逃げるが勝ちだぜ ! ヒャッハハァァーイ」

「   なぁに~💦  じしん~?かみなり~ ? 」なんなのよーん、こわーい!


「   火事!  スズカってね!  ボヤボヤしてんじゃないよっ!  ガデッチに当たったら ショック死するよ! 」

「  あっ! ハチさん 💦」


スキャルバとエップはとっとと出口に走って行く、

ハチもラディアを引っ張って 後に続いた。


スプラは即座にトランススーツに変身して、


「  レオンさん!クレインさん! 早く表に出たほうが!  この人たち、ほんと、バケモノですからぁ! 」


「  こらっ!💢  お前まで挑発するようなこと言うなっ💦 」


ルフィーは睨み合うスズカとユキホを交互に見ながら、さて、どうする?とクレインと顔を見合わす


「  ミレイユ!💦  ユキヒョウを止められるのはあなたしか いないわ❗️」

クレインが叫ぶ!


「…💧  でも… やめなさいって言って  聞く事と聞かない事がある…  」

ヘタに手を出して、よけい興奮させたら、水槽を破壊しかねないわ💦


「   粋《すい》を極めた作品…ね 」

(  戦いが見たいわ! しっぽちゃんのコアの源か…  )


感心して眺めているレオンを揺さぶるクレイン!


「  レオン!  ちょっと! スズカを止めて!  」なに、呑気に見てるんだ!


 「  大丈夫、シールドパック持ってるから 8時間バブルよ!   ほとんどの衝撃に耐えられるから♪  」

「  はぁ?!  そういうことじゃないだろっっ💦   💢」


「  う~!  許さねぇぞ! 」


ドゥオオォォン!  ドゥオオォォン!


地面はグラグラと気持ち悪く 震動する


ユキホにとって、ラボで生まれたバケモノという事実は、消すことのできない深すぎる傷であり、作品扱いされることで、さらに激しい怒りや憎悪を助長させた


だが、スズカにとっても、幼い頃から、尊敬して止まない不動幽褄飛の心血を注ぎ込んだ作品である!という思いは曲げられない! 


「  どこからでも かかってきなさいよ!!  」


 そう簡単に『  はい!ごめんなさい!  あなたは作品なんかじゃありませんね!  』と譲れる話しではないのである


レオン「  なるほどね!  込み入った事情があるようだから、そこんとこは  また別編でやってほしいわね!」


ミレイユとレイラは、二人の側で 、チャンスを伺っていた


水槽のイルカが心配して 寄ってくる、口元をパクパクと動かした

「…? 」

ユキホがふっと顔を向ける


“   今よ!レイラ、スズカを押さえて!  私はユキホと飛ぶわ!!  ”


ミレイユの瞳はグリーンに輝く



「  くっ!!」


バァォボォォオオオーーー!!


レイラはフレイムを集中させて、スズカを吹き飛ばした!


「!!キャヤーー! 」



その瞬間、まばたき一つ!

 ミレイユたちは あっという間に消えていた


「  ふーっ! 」

レイラはバサッと服を払う!


「  💢 もー! なにするのよ!  火傷でもしたら💨  どーしてくれるのよ~ッッッッ!」

地団駄《じたんだ》を踏んで、怒るスズカ



━━やれやれ、驚きました~💦

水族館が 破壊されずに済んで、本当に良かったです‼️  


その後はなんとか、穏やかに見て回る事ができましたね


ミュージアムでは、ビクトリア ナーチの人々とルクピリオスの深い関わり合いの歴史と、長い年月 行われてきた漁や、伝統工芸品の数々が紹介されています


そのすべてを、このガオウが  お伝えしたかったのは  山々なんですがねぇ、なぜだか 生体標本が生々しいとか、時間がないとか  データチャージtipが残り少ないとか~ etc.   撮影許可がおりませんでしたよ~💦    

せっかく、後々 見ても楽しいメモリアルムービーになるはずだったのに~


ふー「  はい! ガオウの愚痴カット!  」



━━……💧     さて、気分も新たに、ルクピリオスの仲間たちである フラワーエンドゥ、オキエンドゥ、コビレエンドゥたちによる華麗なるショーをご覧くださいまっせ~🎶


ほーら!  イルカほど、得意ではないハイジャンプですが、頑張って披露してくれてますよ!!



クレイン「  ミレイユたちは、どこまで行っちゃったんだろう…💧  きっと見たかったろうに、シムで撮っておいてあげよう  」


━━観覧席のクレインちゃん、一生懸命 動画撮ってます!やさしいですねぇ


ルフィー「  そういうのは、レオンが得意だろ!  動画名人だからな-w  」


━━キング、それは嫌味というやつですね!


レオン「  あ、こういうリアで見ないと退屈なものは撮らないの、レオン 😋 」


━━あーあ、言っちゃいましたね💦  でも本当、なんで  こういうショーとかって、後から見ると、そんなに面白くないんでしょうか?  だから、ガオウは、エンドゥを見ている みなさんを撮ってます!(o^∀^o) 


スズカ「💢  そんなことないでしょ! 後から見たって、可愛いし、貴重でしょーが!  クジラが、ショーをやってるんですからね!! 

だいいち、このショー チケット

1枚 4ワコ もしたのよっ    みんな!しっかり見て、どんどん写真や動画をアップしてちょーだいっっ! 」


━━助成金もらってますからね! ナーチの観光スポットをしっかりアピらないといけません!


エップ「  4ワコって、ブランにしたらいくらなのぉ~?  なんか安そう」


スズカ「  安くないわよ!1ワコ=600ブランよ、ブラッセルだったら2400円なんだからね!  」


ハチ「 円じゃないだろ-w  2400ブランだろ?   」


スズカ「 💦  そう!とにかく高いんだから、しっかり見てくれないと!  こっちで働かせて、ブラッセルに仕送りさせるわよ!💢 」


レオン「  いいわねぇ!  コアラを 置いて 、BN経済企業団に加わろうかしら♪ 」


━━ありゃ~レオンちゃん、お目々が金になっちゃってますよ~

ちなみにコアラはL&P地域包括支援部隊のことですねぇ、隊員たちを観光施設などで労働させようというのでしょうか?💦  恐いですぅ  ラディアちゃん風😋


スズカ「  レオン!素晴らしいわ✨  w424星は永世中立星だから、戦争の被害も受けにくいし、安心して商売できるんじゃない!  」


レオン「  ええ❤️  戦争屋もいいけど、レジャー産業ってレオンに向いてると思う!  」

スズカ「夢とロマンのコアラね!」


クレイン「  (´-ω-`)…  ちょっと!  2400ブランでしょっ!  金儲けの話なんかしてないで、ちゃんと見たら?   もう、 変な喋りが動画にはいっちゃったじゃないか💢   」


レオン・スズカ「  (-o-)/はーい!」



━━さすがクレインさん、最後はしっかり まとめますねぇ😋


歓声と拍手に包まれ、楽しいショーが終わると、今度は エンドゥたちがトレーナーから餌を貰います!


そんな様子を またみんなが 喜んで見てますよ~😁

きっと、もっと餌あげたいんでしょうね~✨



スキャルバ「  どんだけでも食うなぁ!丸飲みだぜ!!ひーはーぁー!!」


クレイン「 エンドゥたちは、上あごに数本しか歯が生《は》えてないらしいわ!    野生ではイカが主食で、そんなに歯を使う必要がないからって…  」


エップ「 イカ好きなんて、しい先生と一緒じゃなぁーい🎶  最近は生タコも好きみたいだけどぉ~! 」


━━しい先生のタコを噛まずに飲み込んでる姿を想像すると… 怖すぎますね~(^。^;)


ハチ「  まさに怪奇! 白玉団子妖怪の食事風景!😁 」


ラディア「  ねえ、ハチさん、見てください🎵  三びき揃って ばいばーい 、してます!  

とっても可愛いですぅ (*≧з≦)  」


ハチ「  …💧  そうかい?  でか頭の薄汚れた坊主にしか見えないけどね   」


━━灰色だからでしょうか?💧


ラディア「  坊主って?何ですか?それ  」


スプラ「   全然 ダメですねぇ、ハチさん、そこは かわいい!って言っとけばいいんです!   」


ハチ「  …可愛くなくてもかい?」


スプラ「  まあ、そういうことですね!  だって~ほら!いつも  レイラさんやルフィーさんが  それで失敗して  ミレイユさんに、怒られてるじゃないですかぁ(o^∀^o)🎶  」


ハチ「  あぁ、なるほどねぇ   」ニヤ


スプラ「  学習しないバカは、女の子にはモテませんよぉ~」ハハハ


━━  💦スプラくん、ヤバいです!貴方の後ろ!後ろ!!   ハチさんの意地悪そうな顔を見て、気づいてくださいったらぁ~ー‼️



レイラ・ルフィー「 おい!😒💢💢なんだとぉ!  」


スプラ「 ひゃ~💦 お二人のことじゃありませんってぇ~  そんなこと言うわけないじゃないですかぁ💦   」


スキャルバ「  ぎゃっはっはっは!

お前が学習してこい!イヤッハッハッァーーーイ 」



━━さてさて、  全長40メートルのルクピリオス骨格ホログラムを眺めながら、みなさんは、最後に お土産売り場に向かいましたよ~😁


ルクピリオスは迫力満点!

やっぱり ゴッド レイラさんに、闘ってほしいなぁ


ドゴゴオオオーーン!!バチバチ


激突!

ふんどしの女神 VS 巨獣 ルクピリオス!!

“囚われたプリンセス  ミレイユを救え!”  なんてどうでしょう!


ライヴ配信、盛り上がるだろうなぁ❤️


スプラ「 いいと思いますよ!  何度か、ふんどしが外れて、おしりが丸見え!とか、 さらに 盛り上がると思います !」


レイラ「  ……💧  きさま 殺すぞ!  」

スプラ「 あや~💦  違いますよ、ミレイユさんのお尻のほうです!  」


ハチ「 あははは!!」

レイラ「  😒💢💢  どっちでも同じことだ! 」

ルフィー「  そうだ!  リュウ、ぶっ殺せ! 」ミレイユのケツを守れ!


━━ハチさんが、笑い転げて、死にそうなくらい、喜んでくれてますけど~😁



レイラ「  もちろん、こいつも殺す!」


ハチ「  あたいはさぁ、多分 死んでも笑うよ-w」


レイラ「  😒💢💢」


━━(^^;)(;^^)  あはは!!  

みなさーんの方は、何か良いもの  ありましたぁ?💦


エップ「  あたしぃ、カレンダー買うの~!  半額なのよ~🎶  」


スキャルバ「  もう半年ぐらい過ぎてんのに、そんなもん買って意味あんのかよ~  エップはバカだぜ❗️ハッハッハァーーイ!」


エップ「  いいのぉ~  これはぁ 

みんなで行った記念なんだからぁ、ずっと部屋に貼っておけるでしょーん」


ラディア「  私はレオンさんとお揃い❤️  フラワーエンドゥのヌイグルミです!  飾っておけるし、一緒に寝ることもできますから✨  」


ハチ「  そんなんと寝たら、変な夢見るよ💦  」うす汚い坊主と添い寝なんてごめんだね!


レオン「  私は、薄汚い坊主より、ルクピリオスにしたかったけど、スズカがしつこく こっちにしろって言うからぁ  ( ̄^ ̄)」


スズカ「  当然よ!  あんなバケモノみたいなの ヌイグルミでも  連れて帰りたくないわよ!   」


ハチ「 あんたも似たようなもんだろっ-w 」ニヤッ


スズカ「  なんですってぇぇえ!!私を 薄汚い坊主と一緒にしなさんなよね! 」


スプラ「 いや、そっちじゃなくて、多分、バケモノの方だと思いますよ( =^ω^)」


スズカ「はぁぁー?! ふざけなさんなよ~ー💢  天地を切り裂く!裁きの雷《いかづち》⚡️ たっぷり食らって 成仏しなさーーーい!!! 」


ビカビカ!!バキバキバキバキ!!



スプラ「  ぎゃぁぁぁああ~ー💦」

なんでですかぁぁぁーーーー😭



━━あーあ💦  スズカちゃんがルクピリオスのヌイグルミごと、スプラくんを電撃の餌食にしちゃってますよ~    恐ろしいですね~


ラディア「  ス、スズカさん、それ!売り物ですから~💦 」



クレイン「  なぁ、サブレとかあるぞ!  可愛いじゃないか、ルクピリオス サブレだって!  オブジェたちに買っていけば?」


レオン「  いいけど、それ、裏 見た?」 ルクピの粉末入りよ😁   そういうの どうなの?


クレイン「💦  えぇーー! ルクピリオスの形してるだけじゃないの?💦 」

粉末って?ルクピリオスの何の粉末?  


レオン「  骨とかじゃない? 」

クレイン「  ほ、骨? 💧 」


レイラ「  …ふっ   」




         *                *                *



 レオン達ご一行は、ひとしきりショップを堪能して 、 大満足で  楽しかったルクピリオスミュージアムを後にした。


駐車場へと もどってくる。



「  移動しちゃって 二人とは、ちゃんと合流できるのか~?  」


沢山の土産袋を抱えて、クレインはやっぱり、ミレイユたちの心配をしていた



ザザザー!バサバサバサ!!


「  ガァ~ガガァァ!!」

「  ピロロ~  ヒギャャー」


モービルのドアを開くと、キラとハクアが勢いよく飛び出して どこかへ行ってしまう


「  うわぁああ! 💦  なんですかぁ!」

ビビるスプラは、やっぱりトランススーツ!


「  お前な、毎回、いちいち 驚きすぎなんだよ!  どけ!」

ルフィーは すかさず その頭をひっぱたき、モービルに乗り込んで行く


「  だって!あんなのが、ガゴーってきたら、誰でもビビりますって!💦」さっきも スズカさんの不意打ち攻撃受けたしぃ💦



「 💢ちょっとぉ!! 犬たちを つなぐか、オリに入れるかしろって! あれほど言ったのに、あのノータリン猿は!もう!本当に、腹が立つったらないわ!   」


スズカが憤慨している横でレオンは考え込む…

「  …しっぽちゃんたちのところに行ったの…?  居場所が分かるのね?  

 お互いが遠くにいても感知できるとか…   」



「  ちょっと、竜崎!お前の責任でも あるのよ!後を追いなさいよっ」


スズカの怒りは収まらず、レイラに飛び火する

「  なにっ💢  この私に命令するのか? 」


「  あたりまえでしょーが!  お前が私をフレイムで、突き飛ばして ノータリンを逃がしたのよ!」


「  ふっ!  丸焼きにされなかっただけ感謝しろっ  」


「  💢💢  なんですってぇぇえ!」 


「  まって💦  落ち着いて!  ちょっとレオン!何とか言って!  」


クレインは、にらみ合う二人の間に入り、 レオンに助けを求める


しょうがないわねぇという顔のレオンは、


「  スズカ、キラたちはしっぽちゃんの所にいっただけよ、  それより、ミレイユから連絡は?  」


スズカは、にらみ合いを中断、慌ててシムを出してみる


「  ないわ💦  私のところには きてない!  」


「 おいっ  こっちに入ってるぞ!

フラワーホールに行っとくってよ。 ユキも落ち着いたみてーだな  」


フロントシートにいるルフィーが、ナビを見ながら、ミレイユからのメッセージを確認した


「 そうだって!  クレイン、安心した? 」

レオンは mgドローンの自動追跡システムにより、誰よりも早く、ミレイユたちの居所や 現状を 知ることができたが、しっかり トボケている


「 ああ、  よかった!  じゃ私たちも 早く そっちに行きましょう!

あ、そうだ、ゴンちゃんを乗せなきゃ、仲間の印🎶   」


クレインはホッとして、ゴンちゃんをフロントボードに置いた

海ガメの置き物だ


「? なんだよ、邪魔くせぇ 」

つん!と、その頭をルフィーが弾く


するとクレインが意地悪く、目を細めた


「あー、そんなことして  いいのか? それは、ミレイユのお気に入りのゴンちゃんだぞ!  」


「  え?! このカメ?💦 」

青ざめるルフィーに、クレインとラディアは微笑み合う


「 そうですよ~ ミレイユさんが水族館で、可愛いって言ってたので、クレインさんが買っといたんです! 

きっと  見つけて喜びますね❤️」



可愛かったフラワーエンドゥたちに、イルカや海ガメ、データチャージの容量がいくらあっても、収まりきらない数々の場面、いっぱいの思い出は、全部、みんなの胸へ ギュウギュウと詰め込んで、モービルは、次の目的地に向かうのだった…