ふんどしで戦う!
ふんどしで戦う!

㉞結び海岸




「  うわーーーい!!」


ワンワン!!  ピロロロ~!

ユキホとキラたちは海岸を走り回っている


大小無数の石で埋め尽くされた結びの海岸は、遠浅の海が穏やかに広がる神の庭に相応しい場所


「  ユキホ~~ー!! 波打ち際にはいかないのよ!! 」


ミレイユが声を張り上げるが、砂を巻き上げ、激しくじゃれ合うユキホたちは、まったく聞く耳を持たない


「  山猿になんの心配もいらないだろう  」


レイラは穏やかな視線でユキホたちを見つめる


「  ダメよ! 興奮して海に入ったら、ぐちゃぐちゃになるでしょっ 」


「  💧 ああ、そうか  」


潮風になびく髪をかき上げながら、ミレイユは レイラに振り返る

「…レイラ、朝はごめんなさい、私、あなたの言う通り どうかしてたわ  」


「  ミレイユ…  」


「  ユーリはヒョウマじゃない。

もちろんユーリのことは好きだけど💦  私はあの人のこと 何にも知らないし…    」


「  ……。」

レイラはチラッとだけミレイユに 目をやるが、また海に視線を投げた


「  ユーリはヒョウマではないのに、私は、重ねてしまってたんだと思う。」


「…そうか 」


ミレイユは  胸の前で重ねた手に 力を込める

「  ユキホと一緒に飛んだとき、あの子の思いを いっぱい感じたのよ  」


「  山猿の思い…  」

「  ええ、怒りや憎しみ、 恐怖や不安……その中に  それは…。とても、 とても深くて純粋なユキホの愛、そう、私たちは家族だもの…   」

その時、私を覆っていた何かが砕け散った…


「  ふっ…  」お前らしい

「  私は、ユキホの愛に包まれたの」


浜辺を走り回るユキホの姿に目を細め、優しく微笑むミレイユ

レイラはそんなミレイユを さも愛おしいげに、人の目も憚《はばか》らず見つめた



「 …。」


そんな二人の様子を、離れたところから見守るクレインとルフィー 


ふと 目が合い、 なぜか  妙に気不味い。クレインは沈黙に耐えられなかった


「 💦 海の風は、気持ちがいいなぁ 」


我ながら わざとらしいと思い、 苦笑する


「  💧…   はん、オレはもう腹一杯だぜ  」

露骨に浮かない表情のルフィーは 砂利を踏みしめ 海に、いや目の前の 二人に 背を向ける


「  ? どこへいく?  」

「  んぁ? 、出発まで寝るわ💤 」

パワーストーンなんざ、興味も必要もねぇしよ!


「  ルフィーさまぁ~💕  カフェラテ買ってきました~(’-’*)♪  」


ラディアがドリンクホルダーを抱えて、❤️を散りばめ、真っ直ぐに 駆け寄ってくる

「 どこいくんです?  」


ルフィーはカップを受けとり、ストローをくわえる

「  あぁ、モービル。お前もこいよ」

「  はい❤️ 」

嬉しさに目を潤ませるラディアを

引き寄せ  階段を上がっていくルフィー


その後ろ姿に、クレインは鼻息を飛ばす

「 まったく💨 」すぐ諦める~!


「 ルフィーは、ヘタれだから仕方ないわよ!    貴女はどうなの? 

 愛の茂みを分けいってみたら ?   」


突然のレオンの登場に、あたふたして、怒ることも忘れてしまうクレイン


「  な💦  なにいってるの💦」


「  うふふ❤️  可愛いわね、クレイン !   私が貴女の願いが叶うようにストーンを探すわよ🎵 」

そう言うとスタスタいってしまう

「…💧」




「 いい!  青く光る石よ!  小さいから、よーく 探して! なんなら、1メートルくらい掘りなさいよぉ!! 」


遠くでスズカがわめいている

スキャルバたちは必死になって、ストーンを探し回っているようだ



「  きれい… 」

クレインは自然の景色に 見とれ、 ため息を漏らす


どこまでも透き通る優しい翆海《みかい》と、青々と澄み渡る大空が、その美しさを競い合い、眺める者を虜にしてしまう



そんな 穏やかで、ゆったりとした

一時に、突然   大波が打ち寄せるがごとく、


プアアアアアァァァ~~ー!!

トゥルートゥルートゥルートゥルー

ウウウウウウウウ~~ー!!


パタパタパタパタ~~

ビビビビビビビーーーー!


あらゆるデバイスが、そしてドローンが、軍用警告システムを作動させ、エマージェンシーサイレンを鳴り響かせた。


非常事態を告げている!


「 ! なんだ!」

「 どうしたの?!」

「  まさか!敵機かー!💦」


みんなは、ざわざわと騒ぎだす



『  レオンさま!!』

エアモニターが開き、アリッシュが、突如 ドドーーン!と現れた!


「  アリッシュ?!    どうした?」

レオンは眉を寄せる


『   大変です!  母星が!  ファイアメイが!💦   攻撃を受けました!  

首脳部が甚大な被害を受け、混乱状態です💦  どうか!急いでブラッセルへ  お戻りください!!』


「  なんだって~~?!」

みんなは、もちろん青ざめる


ユキホの表情もこわばっていた

ある程度の覚悟はしていたが、まさか、ファイア メイを襲うとは…


ユーリのやつ、いったい何を考えてるんだ 💦                         

 「  さぁて、どうやって ここに足止めする💦  」          

 キラと二人、顔を見合わす

   

                   

 「グルルル~~」

低いうなり声を出し、急に キラが走り出した!    勢いよく石段をかけ上がっていく!


「  あっキラ!  どこいく~? ! 」

ユキホは、その後を追いかけようとするが、


( なんなの?  今の思考は?!   ユーリが、どうかしたの?! )

「  ユキホ!! 」


ミレイユが、あっという間に、ユキホの前に立ち塞がり、みるみる恐ろしい表情になってゆく


「  💦  」

“ヤバいぞ! キリコに!💦”


「  ユキホ、何か隠してるのっ!  」



 ゴゴオォン!  ドゴゴーーーン!!


凄まじい音とともに、モービルが空中を舞い上り 回転したまま、石段を飛び越え 海岸に転がり落ちた!!



ガッァシャャァァアーーン!!


「  ええええぇぇぇ!!!」


何が起きたか!

みんなは、辺りを見回す!


そこに現れたのは、キラと組み合って暴れるケファタルトたちだっ!


ギャオオォォオオ!!

ケケケケケケケケッーーー!!


グォォオーー~~!!


キラは、ケファタルトを振り回し、数匹をまとめて叩き飛ばす!


ドゥオーーーン!!


ワンワンワンワン!!


そして、物凄い勢いで  真っ直ぐにユキホとミレイユの間に突っ込んできた!


ドォババーッ!!


すかさず4A《最大級》キックで巨大化!


「 はっ!なに?  」


「  待ちなさい!! 💦」


ミレイユを吹き飛ばすと、

そのまま ユキホを咥えて、砂利を蹴散らし 猛烈な勢いで逃げてゆくキラ!



「  大丈夫か?💦  いったい、どうした?!?  」

駆け寄るレイラが、ミレイユを助け起こす


「   何か変だわ、ユキホは、何か、知ってる💦  」


「  この騒ぎのことか? 」

「 分からない💦    私はテレパスが苦手だから、ハッキリとは読めなかった、けど…  とにかく💦 後を追う!   」


「  まて、巨大化したキラの足は早い、しかも、お前をはねつけた!

私が行く!  」


「  ダメ! 私が行かなきゃいけないの!!  それにキラは私に攻撃したりしないわっ  」


「 ミレイユ  」


「 それより、あなたは、あれを片付けて! 」


暴れる回るケファタルトたちと、必死に応戦するスキャルバたちを指差す


「  …。 始末してすぐ、追う!」


走り去るミレイユの背中に、言い放つとケファタルトにかかってゆくレイラ



「  んー、あんなに沢山、いったいどこから 湧いてきたの?  しかも、こんなに狂暴だったかしら? 不思議ね~」


レオンは ゴーストの上から、ケファタルトたちの様子を見ている


「  ほら💦    だから、言ったでしょう💦    獣は本当に危険なんですって~!!  あの犬も見ましたぁ?  歯ぐきをむき出しにして、我を忘れて暴れまくってたじゃないですか💦  」


トランススーツに身を包んだスプラが、モービルを起こしながら喚《わめ》く



「  ちょっと!もう そんなの 使い物にならないから、どっか端のほうに避《よ》けておいて!   新しいのを 今、手配したわ!       まったく、こんな 急いでるときにっ💢   」お金もかかるし、本当に迷惑!


スズカはぷりぷり怒りながらデバイスをいじる



「 逃がすな~~っ!一匹残らず殺せ! 」


「  ルフィー!  もう、よせ! 」

クレインはルフィーの銃を抑えた。

いつの間にか、ケファタルトたちの攻撃性は消えて、散り散りに逃げ回る姿を見送る


「  なんなんだ?  狂ったように暴れてたのによ~~💦    やっぱ レイの恐ろしさにビビったかぁ!

イヤッハハハァーーー!! ウェーーイ! 」


大喜びで はしゃぐスキャルバの横で、ハチは腕を組み上げ、苦い表情


「  いや、違うね、高い弾性振動数がバラまかれてた、あのトカゲを誘いだし、凶暴化させる なんかが  あったのさ  」


なんだって?!とみんなは顔を見合わす!


「  ……。仕組まれたってわけ 」

サイレンの後に、急にすべてが始まった?  


レオンは険しい顔をして 指を噛む



「  ねぇ~~大変よぉ!  ハイホーニュースの速報 見てよぉ~💦  あたしたちの艦《ふね》が、爆発、炎上ですって~~ー!!  」


「  なんですって!! 」


エップの振り回すデバイスを取り上げると、かじりついて見るスズカたち


「  すごい燃えています~💦   」

「 あたいら、帰れそうにないね  」


liveガオウが、リアルタイムで、艦の、状況を映し出す


━━周辺は大変な騒ぎになっていますよー!


消防に、保安局や警備隊、報道関係に、やじうまなど、大勢の人間に溢れていた、


人混みの中に、ユキホとキラ、そして、ミレイユの姿がある!



「  おい!  なんで…  あいつら! いつの間に?! 」

ルフィーは目を見張る


いったい、何が起きているのか!

ビクトリアナーチの旅に不穏な空気が流れ始めたか?




ぷきぃーーー!!


コツン!コツン!


ハクアが、スキャルバの頭をつついてくる!


「  ハクア、よせよ~~💦  今は、お前と遊んでるどころじゃないんだぞ!   ヒーーハーー!」


「  おい、まて!   こいつ、 なんか咥えてる! 」

ルフィーが手を出すと、ハクアは、ぽろっと石を吐く


それは ナミアンのクイーン アイだった!


「  やるじゃない! ハクア」

レオンは喜んで飛んでくる


「  これで私たちはナミアンの強い御守護を得たわ!もっと見つけて、ここで一攫千金、稼いで帰るわよ!」

目を輝かせてスズカがいう


「 ええ~~ー🎵 きっと、この辺りに、まだあるわよーーーン   」

「  やり~🎶  探せ~✨ 探せ~😁  」

エップとスキャルバはニュースなど、そっちのけで砂利の中をまさぐり始めた


「  まっ!すぐ帰れないんですから、宝石探しする方が有意義ですかね~   」


掘削機を担ぎ上げるスプラ


「   俺にまかせろ!  こいつで、デカい穴 あけてやるぜっ  」

「  ルフィーさま💕かっこいい!」


ルフィーもやる気満々!

DK-3〔大型レーザー銃〕を構えて仁王立ちだ!

ケファタルトを撃ち損ねて、うっぷんがたまっているようだ



「  はあ、まったく。呑気すぎるんじゃないのか、みんな💧 」


ストーンを貪る仲間たちを眺めて、ため息をつくクレイン


その隣でレオンは微笑む!

「  いいじゃない、今はブラッセルのことは忘れましょう…  」

「  え?  向こうが、心配じゃないの?  」


「  気にしたところで、噴火した火山は止められないわ、大切なのは、その後をどう終息させるか… 」


「  レオン💧  」


「  神々が、もう少しゆっくりしていけって言ってるのよ♪   きっと!

  だって、ここはラストリゾートよ! 」うふ💕


ラストリゾート…

心の中で呟いて、静かな海に目を向けるクレイン

だが、なぜか 胸は漫《そぞ》ろぐ


シユユュュウウウゥゥゥ~~!


石段を飛び越え 自動走行のLBモービルが姿を現した


「 💦  あぁビックリした! 今度は何かと思ったら💦

 海岸に乗り上げるなんて、車屋にクレームだな! 」

眉をひそめてモービルを睨む


「  レオンさん、ロットに シップを要請しましたから、明日には こっちに到着すると思いますよ(^∇^) 

まずは、それでロットワイラーへ

いきましょう!  」

スプラが意気揚々と書類の画面をチラつかせ、レオンにかけよる


「  あら、 さすがラトワイズ博士の御曹司ね💕  気が利くじゃない  」


「やっぱり ブラッセルは 大変なことになってるみたいで、 今は出入りするのも、なかなかに難しいようですから~  」


「  あんた、なんだか 嬉しそうじゃないかぁ?    今回の事件に ひと噛みしてんじゃないだろうねぇ~  」

ハチは薄ら笑いを浮かべ、スプラのアーマーをスリーヘッドの刃先で  コツンと つついた


「 なにぃ~  てめ~‼️そうなのか?!    なんか企んでんのか? 

おぅおぅおぅ!! 」

スキャルバも顔を突き出す


「  そんなっ💦   まさかですよ~  

ぼくは まったくの蚊帳の外です💦  」


「  ふふ、パラメリアンでは、こんな大きな事 できないわよね… 

そう、どこの革命軍であろうとね  」これには、きっと もっと大きな後ろ楯があるはず、ねぇ、ユーリ


レオンは恐ろしい形相で、目をギョロギョロと動かして考えている



「    ミレイユさんたちが、戻って来ましたよ💦  」


ラディアの声で振り返ると、

一人と一匹を従えたミレイユが、ジャンプで現れ、何か激しく問い正している様子


レオンとクレインは顔を見合わす



「  ミレイユ、何があった?」

責められる 一人と、一匹の前に、レイラが さりげなく立ち塞さがる


「  わからないわよ! ユキホが何も答えないんだもの! 💢」


「  …。おれは💦  本当に なにも知らないんだって💦  」


「  くゥーーン 」

キラも項垂《うなだ》れている


「  💢 知らないわけないでしょ!  

シップで何をしてたのっ! 私が行ったら、なぜ逃げたの!  ユーリがどうのこうのって、二人で何か 企んでるの?!  」


「  ミレイユ、落ち着け!  」

レイラはミレイユの腕を掴む


「  落ち着けるわけないでしょ💢

このまま、ブラッセルに帰ったら、ユキホは捕まるかもしれないわよ!  」


ユキホとキラは驚いたような表情、レイラも訝《いぶか》しげに、ミレイユを見つめる


「  その通りよ!  お前たち、怪しすぎるわよ!  艦を爆破したのは、冬野おまえじゃないの?!  」

スズカが割り込んで、噛みついてきた!


「  💢  俺じゃねぇよ!💦」

ユキホも負けじと、いきり立つ


「  じゃ、なんであそこにいたのよ! モービルは吹っ飛ぶし、くそ犬は暴れるし、怪しすぎるのよ! 」


「  なんだと!💢」

「  ウウゥ~~!💢  」グルルル


「やめなさい!二人とも! 正直に話して!  」


「 そうよ!!💢   何もかも白状しなさい!  そうじゃなきゃ、お前たちは閑牢《かんろう》行きだからね!」


ミレイユとスズカは、ユキホにグイグイと詰め寄る


「  …💦おれはぁ、なんにもしてねぇって~~  くそ!   」


バッ!!


 後ろに飛び跳ねると、逃げ出してゆくユキホに、キラも後に続く


「  ユキホ!! 💢   」


「   少し そっとしておいたらどうだ  」


「  レイラ、なぜ?!💢  ユキホに甘すぎるわ!  」


「   じゃ、なぜ  お前は そんなにムキになる?  まず それを考えろ…   」


「…💧レイラ  」


「  山ざるは お前のなんなんだ?  」


「   ユキホは…💦 大切な家族よ ! 

 だからこそ!  隠し事なんてしてほしくないの!! 」 


ミレイユとレイラは激しく見つめ合う


「  本当にそうか?  」お前はユーリのことを聞きたいだけだろう  

さっき、どうかしてたと言ったばかりだ!


レイラの声に出さない言葉が ミレイユに投げつけられる


「  💦  レイラ  」

「  冷静になれ…   行くぞ  」


レイラに促《うなが》され、ミレイユは、しゅんとして モービルに向かう



ドライバーシートに座っているルフィーは、ミラーから  そんな二人をチラリとだけ見る、

「  ……。はあ~! 」

吐き捨てる大きな吐息


しかし気を取り直し ナビゲーションに目を戻した


「    で、おれたち今日は、どうすんだ!   」



とりあえず、と、モービルは

デビルファングの待つ回収ステーションの方向へ走り出す


少しの沈黙がモービルを包んだ


「 ねぇ~ぇ!  今日もお泊まりならぁ、もどって、 タロアイランドか、今度はウィングタワーいきましょ~よ~!  あたし~   最上階のスパ リゾートで楽しみたいわ~~ん💕  」

エップが身を乗り出して、くねくねしている


「  なにいってるのよ!ブラッセルが大変な時に!  」

額に青筋を立てるスズカを制して、レオンはいたずらっぽい笑顔、


「  そうね…d(≧∀≦)  いいんじゃない!   ウィングタワーストーン💕   ちょっと! ルフィー、陰気な顔してないで、今夜こそ、ちゃんと頑張ってみたら?🎵  」

パチリとウィンクする


「   はあー?  なにがだ💢  ふざけんな!  オレは二度とゴメンだぜ! 

ウィングタワーなんぞ見たくもねぇ!  プールだって?!一生入るもんか~~!!💢  」


はい!ルフィーのボヤキは、スルーして、レオンが天使の微笑みを振りまくので、スズカも、仕方なくラディアにデバイスを差し出した


「 じゃ、ラディア!  部屋あるか、調べて! 」


「    はい! もう やってます!(^∇^)  今日の空室状況は、お部屋のタイプにもよりますが、バッチリ 大丈夫そうですよぉ🎶  」


「  キャッホーーイ!!   リゾートホテルのラウンジで飲みまくりだぜぃ~~🎵  」

シートを叩いて喜ぶスキャルバ


「  ルフィー!聞こえた?   はやく、Uして、ウィングタワーに向かって! チェックインの時間があるわ  」


「  (*゚ε´*)  チッ!  わかったよっ  

おまえら!飛ばすぞ! しっかり座っとけよ!  」


ブオォオォーーン!


モービルは唸りながら、Uターンして、ヴェーアロードを疾走する


「  今夜こそ スパリゾートで撮影会ね!  」🎶

レオンが言うと、

キャーキャー!と歓喜の声があがる!  さぁて、水着だろうか?ふんどしだろうか?


「  もういい!💢」

「   今度こそ、覚悟するんだね 」

不機嫌極まりないレイラに、ハチはやっぱりニヤリと笑う



E424 ビクトリアナーチの夜は終わらない!   今夜も何かが  起こりそうな…… そんな予感を匂わせながら、愛と冒険の旅路は続く…


逃げ出したユキホとキラは…?!


そして、みんなは無事にブラッセルに帰りつくことができるのか…

できないのか…その辺のところは分からない



 願わくば 

    See  you  again someday.