「こっちじゃないわね~」
(゜゜;)(。。;)キョロキョロ
「あっちだったかしら~」
(゜゜;)(。。;)キョロキョロ
レオンとスズカは何かを探して、行ったり来たり…
ただいま一行はロードステーション ナーチ!
ワンワン! キウーゥ!
神殿に入れなかったキラとハクアを連れて、ぞろぞろと 大所帯でうろついている
「曹長!風呂あるぜ~🎶イェイ!」
「おぉ!昼 風呂行くかぁ❤️」
スキャルバとルフィーは入る気 満々
LSナーチには天然温泉の大きな大浴場が完備されていた✨
そう、手軽に温泉を楽しむことができるのだが、スズカはそれを許さない
「当たり前よ!急いでるんだから、そんな時間ないわ!だいいちタロに行くのに、こんなところで入るバカいないでしょ!」
「ねぇ、レオンたち探してるのって、あれじゃないのか?」
クレインが Sスタンドを発見、そちらを指差す
パインコードを読取り、各LSでスタンプ集めていくというやつだ。
「やった!!スタンプget!💕」
レオンは、シムをフリフリ、子供のようにはしゃぐ。
「 でもよくわかったわね!私たちがスタンドを探してるって、さすがだわクレイン!」感心するスズカ
「レオンのことだから、きっと集めてるんじゃないかと… (ーдー)」
「クレインは何でもお見通し!😍」
嬉しそうなレオンだが、
「…💧」(見通したくないわ…)
気付きたくも、分かりたくもないのに、分かってしまう自分が嫌だ!と、ため息💨
「ふっ…」
色んな表情をするクレインに、レイラは苦笑
「楽しそうね!何個集まったの?」
お供の おさる《ユキホ》、きじ《ハクア》、犬《キラ》を連れた桃姫ミレイユ登場!
ユキホ「誰がさるじゃ~!💢」ガルルルル
ハチ「あんたしかいないだろ?-w」
ユキホ「じゃお前、鬼な!赤鬼😁」
「この星では、あと三つよ!せっかくだから、ミレイユも集めたら?ユーリが欲しがってたのも あったと思うわ! 」
また!どーせ、ホラでしょう
クレインは軽蔑の眼差しをレオンに向ける
しかしミレイユはすぐ騙されます!
「そうなの、じゃ集めようかしら
(///∇///)」
「ルフィー! 集めるの手伝ってあげたら? ( v^-゜)♪ 一緒にやれば楽しいわ🎵 」
レオンは自分の飼い犬を呼ぶ!
ここ掘れ、ワンワン!大判小判を探し出せ 大作戦!😁
「 なんでオレが💢 」やなこった!
スパイ ヤロー なんぞの為に、ウンコだって集めたくない!ふん!
そんな様子に レオンはルフィーの 耳元でささやくようにいう
「今回の景品メニュー見てないの?ワールド ストライカーのスペシャルブースト入ってるのよ 」
「!なにぃ~ーー?! それを早く言えよ!」
シムで詳細を確かめるルフィーは真剣そのものだ
「買ったら4万ブラン以上するものばっかりよ!第2建設キューやレジェンドステルスキッド、防壁トラップファイルだって入ってるし、司令XP500000のエリートpackも!このブーストを手に入れたら、すぐ戦線スタートよ、KUCOの トップベース5に入れちゃうかも!」
「だよな🎵」
楽しそうなレオンとルフィーにクレインは冷やかな眼差し
「下らないな、ゲームだろ」
「下らなくない!!」
二人は息ピッタリ!!
「┐(´д`)┌そこ、ハモるなよ💦」
「でもクレインさん、W.Sは各国が参加するマスト型ゲームで、多くの兵器が登場します、数々の武器や戦機が詳しく紹介され、デザイン、性能等が宣伝されてて、それを使って、勝利し、陣地を増やせば、多額の賞金が出るというサイドビジネスOGなんですよ~ 知ってました?」
スプラがフィールドを開いて、丁寧に説明してくるが、クレインは首を振る
知らないし、どうでもいいし、
「でも…だいたい わかってるわ、レオンはそういうのでなかったら、やるわけないから! とにかく、どこまでも戦争が好きなのよ、呆れる! 」
「 ううん、ちょっと待って!」
レオンはすぐさま訂正に入ってくる
「それには少し語弊があるわ、私は、ペットを育てて、売りとばす!って いうのもやってるのよ!」
どこまでも商売が好きっといってほしいわね!うふっとウィンク💕
「この 鬼畜!!」
青筋を立てるクレインの横で、レオンさん! さすがぁ~とスプラが笑って手を叩く
「ヘ(≧▽≦)♪」
* * *
ようやく、なーち神殿 周辺にやって来る。ここはショップやカフェテリア、レストランなどが点在するアーケード。
みんなはここで、昼食を摂った。
「こんなところでワカメ蕎麦食べられると思わなかったわ!」
スズカは地球に想いを馳せながら、なーちのワカメ蕎麦を堪能したようだ。
しかし神殿にたどり着くには、まだ大きな難関があった
スキャルバ「ゲーーーー!なんなんだよ! こんなとこ、登らされんのかよぉ、
ウャハァーァイ! 」
ハチ「 …冗談じゃないよ、まったく (ーдー)」
エップ「いやぁ~ん!上までモービルでいけないわっけぇ~💦」
遥か先まで続く長すぎる階段を見上げ、口々に文句を言いながら、 仕方なく 上がって行くハチたちだった
「うら~! うら!うら!」
まだ坂道のお土産コーナーで、棒を買ってもらったり、ユキホはそれを振り回して ご機嫌さん😍
「(TДT) 不本意ながら買わされましたぁ~ 」と、トホホのスプラ
「ユキホ! !やめなさい! そんなに振り回して、神殿 壊したらどうするの! それに、またなんか食べ過ぎたらダメよ!」
暴れるユキホに叱咤するミレイユ
「…💧」うー( ω-、)
そそくさと逃げ出した
みんなとは別行動なので、ミレイユはモービルに乗り込んだ
「上は食べるとこないので大丈夫ですよ(^_^;) …ミレイユさん、神殿行かないんですね💦 」
ラディアは、ルフィーとミレイユ、
二人だけで行く LP企画のPV撮りツアーが気になって 仕方ない
「ええ、本当はみんなで 神殿巡りしたいけど、撮影の後、スタンプも集められるしね!頑張るわ! 」
「 そうなんですね…💧」
羨ましい、変われるものなら私が行きたい~!そう思うラディア
「終わったら、スタンプまわって、そのままホテルに直行でいいからね!」
レオンは すまし顔で指示をする
「ええ、わかったわ✨ 私、沢山集めるわね!」
「 ヨロシクね😉👍🎶期待してるわ!」
手を振りながら行ってしまう
「 ケッ!」(…そんなに、あのクソスパイを喜ばしてぇーのかよ💢)
二人だけのリゾートロケーション。本来なら、すごく嬉しいはずのルフィーだが、ミレイユの心の中には ユーリしかいないことを知っている以上、自分など取り入る隙もなく、脈なしの女にしつこく できるほどのガッツもない、
PV用の恋人ごっこは、地獄の宴を飾る残酷焼きに過ぎなかった。
そんな浮かない顔のルフィーに、声をかけるのは もちろんクレイン。
「撮影コンテンツがすごいなぁ!
ホエールウォッチングだって?いいじゃないか! クジラやイルカの群れに会えたら、動画撮って送ってこいよ☺️」
めげずに頑張れ!と、クレインは言うのか…
「 はんっ 本当にいいと思ってんなら、お前もこいよ 」
ルフィーは乾いた眼差し
自分から 振っておきながら クレインはうろたえた
「ゎ💦 私は、船酔いするから💦
だいいち、せっかく二人きりなんだぞっっ! 楽しんでこい!」
「…なにいってやがる ふぅ 」
ルフィーは やりきれない気持ちを大きく吸って 吐き出した、 ため息のような深呼吸。そして行きかけて振り返る、
「…あ、さっきんとこでよ 」
ポイッと投げて寄こした黒くて丸いものに目を落とすクレイン
「 ? なに? ふくろう… 私に?」
「 幸せになれるんだと…」
モービルに乗り込みながら、茶目っ気たっぷり
「 お前、幸 薄そうだから-w」
リュウと幸せになれよ!と口で言えない ルフィーの思いがこもっているようだ
「なっ💦」幸うすって!
「 へへ😁 じゃぁな!」
「(*^-^)/~~」
ルフィーの隣で、何も分からずミレイユも微笑んで手を振っている
二人を乗せたモービルを見送った
「 ありがと… 」
手の中の黒いふくろうと、
走り去った方向を 見て、しばらく ぼんやりと 佇《たたず》む
「いつまで 見送る気だ… 」
振り返ると棒を差し出すレイラがいた
「 行くぞ… 」
「ぇ (///∇///) あ、ああ 💦 これは?」
「 山猿に持たせておくと ロクなことないからな 」ミレイユが心配するし
「 あ、そうなのか…」(足が痛いから丁度いいか♪ )
クレインが棒を受けとると、レイラはスタスタと先を行ってしまう
「…( ´∀`)もしかして、知ってた?」
不器用だけど優しい
レイラとの 数々の思い出のシーンが頭を過る
あの人といると心地いいし、落ち着くし…とにかく安心する。
ザワザワしたり、イライラしたり、悲しくなったりするのは、もう疲れるから嫌だ…
「 ふ~!」
クレインは、ふくろうをポケットにしまう
そしてレイラの背中を目で追いながら、 ゆっくりと進んだ